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I S O と は
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国際標準化機構
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ISOとは国際標準化機構(International Organization for Standardization)のことで、ジュネーブに本部があり、あらゆる分野の標準化を推進している国際機関です。
ISO名称の由来
余談ですが、国際標準化機構の頭文字をとると「IOS」で「ISO」にはなりません。
ISOの前身に万国規格統一協会(ISA)というのがあり、後に国際標準化機構となったとのことです。
その時に下記の理由で頭文字とは違う「ISO」になったとのことです。
1.ISOが発音しやすい、またISAを容易に連想できる。
2.ISOはEquality(同等、平等、均一、一様)を表すギリシャ語に
その語源を持つ接頭辞に通じるものであり、科学技術用語には
「iso-○○○」という接頭辞の付いた語が多い。(ISO事務総長
からの回答)
(以上日本規格協会出版の品質システム実施の手引きから抜粋)
ISO9001は、品質を切り口としたマネジメントシステム規格すなわち、品質マネジメントシステム規格です。
国際標準化機構で制定された、たくさんあるマネジメントシステム規格のなかで、最も取得数の多い規格です。
ISO9001は1987年に発行され、1994年、2000年、2008年、2015年に改訂が行われ現在に至っております。
ISO9001を一言で説明するならば、お客様の要求に合った製品又はサービスを安定して提供することができる仕組みを作ることが要求されている規格です。
ISO9001の審査登録を受けるためには、ISO9001の要求事項に適合する仕組みを会社の中で作ることからはじまります。
ISO14001は、環境を切り口としたマネジメントシステム規格すなわち、環境マネジメントシステム規格です。
ISO14001は1996年に発行され、2004年、2015年に改訂され現在に至っております。
ISO14001を一言で説明するならば、環境に与える負荷をなるべく少なくしていくために、会社内で環境方針を策定し、会社の与える環境影響を評価し、それにもとづいた目的・目標を設定、実行し、経営層による見直しを行い、環境に与える負荷を少なくしていくという、一連の仕組み(環境マネジメントシステム)を構築することが要求されている規格です。
どちらの規格にも共通している考え方は、Plan(計画立案)、Do(実施・運用)、Check(定期的な点検)、Act(見直し)の4つのPDCAサイクルの手順を踏むことが求められていることです。
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国際相互承認
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1998年5月に、国際認定機関フォーラムにおいて、17カ国で国際相互承認協定が締結され、加盟国の認定機関同士の相互承認が実現し、外国の認定機関からの認定が不要になりました。
2014年10月現在54の国と地域で相互認証が行われております。
日本も加盟しており、(財)日本適合性認定協会(JAB)が参加しております。
これにより、日本でISOを取得すれば、加盟国間でも認証取得が認められるようになりました。
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